_ 無題

なんと言うことはない、何の変哲もない日常。

それでも日々移ろいゆくものもたくさんあって。

気がついたらつぼみが出来てた。

気がついたら花が咲いてた。

気がついたら花が散り始めていた。

気がついたら刈られてた。

去年はどうだったろうか？

思い直してみる。

覚えていない。

花が散り始めた事までは記憶に残っている。

去年も同じように見ていた事は確かだけれど、

花が散り始めてからの印象が全然無い。

花が散ってしまったら興味を失ったのか。

同じように刈られて見なくなったから記憶に無いのか。

また来年も同じような事を思うのかもしれない。

同じようでいて日々変わる風景、そこに時の流れを幹事ながら生きる。

それが良いのかもしれない。

ほんの少しの変化でも、心持ちは変わるものだ。