稀少なるは価値あるものの証であるか?
答えは否であろう。にもかかわらず、希少価値とよばれる価値観が存在する。 それはいったいどういう事なのであろうか。
必ずしも稀少な物全てにその価値が付与されているわけではないというのがポイントであろう。
すなわち、皆が持っているけれど、どこか違う物。稀少で、かつ見栄えの良い物。そういった物に希少価値が与えられる傾向にある。
差がわからなくてもその希少価値をありがたがる風習も存在する。
たとえば、食品。天然と名のつく物は養殖と名のつく物に比べ、希少価値が高い傾向にある。しかし、その味の差に気がつく事ができる舌を持つ人間がいかほどいるのか。また、調理によってその良さを引き出せる調理師がどれだけいるのか。
良くわからないだろう。良い物は良い。しかし、比べてみないと違いがわからない。 そんな状況であれば、違いなんて無いと言ってしまっても問題ないのではなかろうか。
そういう意味で、やはり希少価値というのは多分に幻想も含めているのであろうと推察される。
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